この注意事項をお読みいただき、無塗装品を正しくご使用・お取り扱いいただきますようお願い致します。
1.開梱時の注意
梱包から製品を取り出したら異常(割れ、欠け、キズなど)や不具合(数量違い、樹種違いなど)がないかご確認ください。この時点で異常もしくは不具合のある場合は、お問合せフォームよりご連絡いただけますよう、お願いいたします。
2.取扱い上の注意
①板材表面に汚れ等が付着すると、塗装の仕上がり感を損ねることがあります。取扱いには必ずキレイな手袋を着用してください。
②水拭きは絶対にしないでください。水拭きした部分に毛羽が立って色が入り易くなり、色むらの原因となります。また反り・狂い・変色等の原因にもなります。
③ベンジン・アルコール・シンナー・酸性洗剤等の溶剤を使用すると、変色・変質・腐食することがありますので、絶対に使用しないでください。
④照明灯・ストーブ等を近づけると、その熱により変色することがあります。必ず熱が直接当たらないように離してお使いください。
⑤エアコン・蓄熱暖房機等の熱が直接当たらないよう配慮してください。温湿度の変化により、反り・狂い・変色等の原因となります。
3.保管・管理上の注意
湿度の高いところでの保管は避けてください。温湿度の変化により反り・狂い・変色の原因となります。雨の多い梅雨時には特にご注意ください。長期保管する場合は再度梱包し、外部からの吸湿や汚れを防止してください。
4.塗装上の注意
①不具合発生が想定される塗料について
- 水性塗料…反りや割れ等が発生する可能性があります。(塗料メーカーの取扱い方法を遵守してご使用ください。)
- 柿渋…木材の成分が反応し、黒いシミが発生する可能性があります。※市販の塗料を使用される場合は、取扱説明書をよくお読みいただき、正しくお使いください。
②塗装前の研磨について
必ず塗装の直前に板材表面を研磨してください。
無塗装の板は空気中の水蒸気や水分に触れると表面に毛羽が発生し、また開梱後に無塗装の板の上に物を置くなどすると表面の毛羽が押さえつけられ、これが色むらの原因となることがあります。また、仮置きした無塗装板の表面に汚れやほこりが付着することもありますので、必ず塗装の直前に研磨を行ってください。
③テープ類の使用について
テープ類(養生テープを含む)を無塗装面に直接貼った場合、テープを剥がした跡に毛羽が立ったり粘着材が残ったりすると色むらの原因になります。テープ類を貼った跡は綺麗に研磨してから塗装してください。
④色の変化について
木材は時間が経つと表面の色が変化します。日光等の光によって、色が変化する速さと程度が顕著なため注意してください。
⑤塗装方法について
塗装される場合、必ず試し塗りを行い、 仕上がり具合を確認してください。また必ず全面塗装(表裏、木口等全て) してください。片面のみ塗装した場合、水分、湿度の偏りが生じて反りや狂い の原因になります。なお塗料は薄く塗り重ねて仕上げてください。
ア,仕上がりについて
木材特有の吸い込みの差によって、仕上がり感が異なることがあります。特に濃色系の仕上げの場合、淡く重ね塗りをする等塗装前にテスト塗りをして確認ください。
イ,自然塗料の使用について
使用したウエスや刷毛等は、必ず自然塗料が付着した状態で放置すると、自然発火の危険性があります。