北米カリフォルニアが原産となる松の一種。現在では、ニュージーランドやオーストラリア、チリなど、多雨多湿で生育条件の整った地域に多く植林されています。木肌の色合いは心材(赤身ともいわれる)は淡い褐色、辺材(白太ともいわれる)は淡い黄白色で、その上質な透明感のある美しさも人気の理由となっています。
経年変化により深みのある飴色に変わり、美しさを増していきます。特に無節の一本物は高級品材として珍重されています。柔らかく、加工がしやすいため、DIYに向いた材料でもあります。
※ニュージーパイン...ウッドワンがニュージーランドで計画的に植林、育林したラジアータパインの登録商標です。
ITAYA(板屋)のニュージーパインは、ニュージーランドの広大な自社森林で30年かけて苗から育てたものです。 枝打ちなどの手をかけて丁寧に育てられたニュージーパインは幹が太く、芯がしっかりと締まり、均一に整った伸びやかな木目模様が特徴です。育った木を伐採した後には苗木を植え、持続可能な森林経営を行っています。自社で木を育てていることで、木材としては贅沢な「柾目(まさめ)取り」の板をみなさまのもとに安定してお届けすることができます。
植林事業をアニメーションでご紹介する『植林から始まるものづくり』(約2分)はこちらからご覧いただけます。
丸太を加工する際に、のこをどう挽くかによって、木肌に現れる木目の模様は異なってきます。木目がほぼ平行に並んでいるのが「柾目(まさめ)」で、反りにくく狂いが少ないという性質があります。端正で落ち着いた表情が特徴です。ウッドワンでは、こうした木目の美しさにこだわり、また素材の個性を組み合わせて、無垢の魅力がいきる製品をつくりあげています。
時とともに無垢の木はその木肌の色合いを深めていきます。この色の変化を経年美化といい、無垢の細胞内に含まれている樹脂が時間の経過とともに表面に浮き出てくることから起こります。変化する色合いは含まれる樹脂の量で異なり、板の厚みが大きいほど、深い飴色へ変化する様子を味わえます。
木は自然の営みから生まれた天然資源です。そのため木目や色合いが一つ一つ違い、塗装の色合いや質感などに差が出ることがあります。表情の豊かな木の特徴としてお楽しみください。
ヤニスジ・ヤニつぼ
樹脂が材の中に染み込んで、線状に現れたものや、樹脂が固まったもの。
あて
樹木の成長段階で、材が傾いている状態からまっすぐに直るとに発生する組織。
節
樹幹の肥大成長により、その材中に包みこまれた枝の基部をいう。
入り皮
傷ついた部分の樹皮が巻き込まれたもの。
ピースの色差
集成材において、材による色差があるものが入る場合があります。
節かげ(交走木理)
節の周りの組織であり、柾目の場合、木目と直行方向に筋が入ったように見えるもの。
「埋木」について
限りある資源を有効活用するため、「埋木」を施している商品がございます。
ITAYAでは木の本来の色を活かしたナチュラル色と、クールでモダンな印象のホワイト色、ほんのり赤みを帯びた温かい空間を演出するミディアムブラウン色の3色をラインナップしています。
ナチュラル色
自然の木肌の味わいを、そのまま活かせるナチュラルカラー。光をやわらかく広げ、穏やかな空間を作りだすスタンダードカラーです。
ホワイト色
クールでモダンな空間にマッチするホワイト色の木肌。木目のやわらかさと、透明な色合いがデリケートな印象を生みだします。
ミディアムブラウン色
ほんのり赤みを帯びた温かい空間を演出するカラー。穏やかな空間にも、モダンなアクセントカラーとしても活きる色です。