棚柱の一番の魅力は、棚の位置や数を自由にアレンジできること。DIY初心者さんでも、ちょっとしたコツを掴めば取り付け可能な人気のアイテムです。アイデア次第で、おしゃれな飾り棚や機能的な収納棚が実現します。ぜひ、お部屋にぴったりの棚を作って、DIYを楽しんでみませんか?
棚板のサイズについて
棚柱用のブラケットに適合する棚板の奥行きは、無垢の木の棚板では、145mm、250mm、300mm、450mmの4種類からお選びいただけます。棚板の長さは、棚柱と棚柱の間隔よりも10cm程度長くするとバランスが良く見えますが、設置場所によっては同じ幅でも問題ありません。棚板の長さが1200mmを超える場合は、安全のため棚柱は3本以上使用しましょう。載せる物の重さに合わせて、棚柱の数を調整してください。
壁の下地の確認
取り付ける壁面が石膏ボードの場合、壁の裏にある柱や間柱を探し、棚柱をしっかりとネジ留めできる場所を見つける必要があります。この下地の位置を基準に、棚板の長さを検討しましょう。下地の探し方について、詳しくは下記よりご確認いただけます。
1. 下地の位置に印をつける
壁裏の柱や間柱を見つけ、棚柱を取り付ける位置が決まったら、マスキングテープで印をつけます。
壁と床の境に幅木がある場合は、幅木の上端から棚柱を取り付けるようにしてください。
2. 棚柱を仮固定する
マスキングテープに合わせて棚柱を壁に当て、付属のネジで仮固定します。下穴をあけて、最初の一つ目のネジは軽く留めるのがポイントです。後の工程で位置調整を行うため、この時点では完全に締め付けないでください。
3. 棚柱の位置を調整し、残りのネジを仮固定する
仮留めした棚柱の位置が水平になるよう確認し、一番上のネジ穴にも軽くネジを留めます。位置がずれていないか確認したら、残りのネジ穴にも同様に軽くネジを留めていきます。この時点では、まだしっかりと固定しないことが重要です。
4. もう一本の棚柱を取り付ける
同様の手順で、もう一本の棚柱も仮固定します。
5. ブラケットを取り付ける
取り付けたい高さの棚柱の溝に、棚柱用ブラケットを差し込みます。棚柱をゆるく壁に留めておいたことで、ブラケットがスムーズに差し込めます。すべてのブラケットを差し込んだら、仮留めしていた棚柱のネジをしっかりと締め付けます。
6. ブラケットの脱落防止ネジを締める
ブラケットの脱落防止用ネジをしっかりと締め付けてください。
7. 棚板を取り付ける
棚柱用ブラケットの上に棚板を置き、ネジで固定します。棚板は硬くしてしっかりしているので、事前に下穴を開けてからネジ留めすると作業が楽になります。
8. 垂直を確認しながらネジ留めする
ネジを締める際には、棚柱とブラケットが垂直になっていることを確認します。直角定規がない場合は、箱などを代用にすると良いでしょう。垂直に固定されていないと、棚板を取り付けたままブラケットを取り外しにくくなり、棚の位置を簡単に変更できなくなる可能性があります。
9. 棚板を固定する
棚板が浮かないように軽く押さえつけながら、しっかりとネジ留めすれば完成です!
飾り棚としても、収納棚としても、棚柱は様々なお部屋で活躍します。「壁裏の下地への確実なネジ留め」「棚柱は最初はゆるくネジ留め」「最後にしっかり固定」この3つのポイントを意識して丁寧に作業を進めれば、DIY初心者さんでも綺麗に取り付けることができますよ!
<協力>
TANOKはものづくりの楽しさを広めるために集まった番匠智香子、たまいかおり、嶋崎都志子の3人のDIYアドバイザー集団です。フリーペーパーの発行やイベント教室などを通して、暮らしのなかのちょっとした手づくりで温かい気持ちになれるもの、工具を使って本格的につくるものなど、いろいろな「たのしくつくるもの」を提案しています。
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